胡蝶蘭

褒章の種類と胡蝶蘭の贈り方とマナーについて完全マスター

褒賞胡蝶蘭

毎年、春と秋には勲章と褒章の受章者(叙勲)が発表され話題となります。

最近では、スーパーボランティアとして一躍有名になった尾畠春夫さんが緑綬褒章を受章したことがメディアに取り上げられました。

 

 

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叙勲は勲章や褒章を受けることを指す言葉です。

勲章には旭日章や瑞宝章、文化勲章などがあり、国家や社会に貢献してきた人に贈られるもので、主に70歳以上の人に贈られるものです。「長きにわたり尽力してきた」というイメージが強いのが勲章です。

これに対し、褒章は、勲章と同じく国家や社会に貢献した人に贈られるものですが、特に年齢や功績の期間は問わないのが特徴です。

社会、福祉、文化、科学技術など、特定の分野において活躍した人に贈られるものです。

親戚や家族などの身内や、友人知人、あるいは取引のある企業の重役など、関係のある人が褒章を受けることになったら、お祝いを贈りましょう。

そのお祝いの品としておすすめなのが胡蝶蘭です。

胡蝶蘭はおめでたい席に最適なお花で、その華やかで上品な雰囲気と、「幸せを運んでくる」という花言葉から、贈呈品として人気を集めています。

褒章を授与された人に「ますますの幸せが訪れますように」というメッセージを込めて贈ることができます。

本記事では、褒章の種類についての解説と、叙勲のお祝いに胡蝶蘭を贈る際のマナーなどのポイントの解説をしていきます。

褒章の種類について

褒章は全部で6種類あり、それぞれ異なる功績に対して授与されます。

褒章にはランクの差はなく、単純に種類が異なるだけで、全て一様の価値があるものです。

紅綬褒章(こうじゅほうしょう)

自分の危険を顧みずに人命救助に尽力した人に授与される褒章です。

緑綬褒章(りょくじゅほうしょう)

社会奉仕活動に従事して顕著な実績を上げた人に授与される褒章です。

黄綬褒章(おうじゅほうしょう)

農業、工業、商業などに精励して、他の人の模範となるような功績を残した人に授与される褒章です。

紫綬褒章(しじゅほうしょう)

科学技術分野、芸術スポーツ分野で優れた功績を上げた人に授与される褒章です。

オリンピックの金メダリストや、ノーベル賞の受賞者など、有名人が多く授与しているため、もっとも耳馴染みのある褒章です。

藍綬褒章(らんじゅほうしょう)

会社経営などの法人活動で、産業の振興や社会福祉の増進などに寄与した人や、公共事業に尽力した人に授与される褒章です。

紺綬褒章(こんじゅほうしょう)

公益のために私財を寄付した人に授与される褒章です。

褒章のお祝いに胡蝶蘭を贈る際のルールとマナー

褒章のお祝いのために胡蝶蘭を贈りたいという時に、何かマナーやルールはあるのかな…と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、細かいことは気にしなくて大丈夫です。

受勲のお祝い品についてのルールは特に無く、胡蝶蘭を贈る際にも決まりごとがあるわけではありませんので、気持ちを込めて贈る相手の方のことを考えて手配しましょう。

ただ、その「気持ち」を間違いなく伝えるためにも、一般的なマナーは押さえておいた方が良いでしょう。

タイミングや値段の相場、立て札やラッピングなどについて解説していきますので、参考にしてみてください。

贈る(届ける・手渡す)タイミング

胡蝶蘭を贈るタイミングは、「褒章の叙勲が分かってからなるべく早く」というのをひとつの目安にしましょう。

叙勲が決定すると授与式の前に内定通知が届きます。

近しい存在の人で、事前に叙勲を知ることができれば、授与式の前に胡蝶蘭を贈っても問題ありません。

もし、新聞記事やニュースなどで叙勲したことを知ったら、知ってからなるべく早くに手配すればOKです。

ひとつ気にしておかなければならないことは、授与式当日に届くように手配しないということです。

当日は何かとバタバタしますので、余計な手間を取らせないよう、この日は避けて手配しましょう。

届け先

胡蝶蘭を贈る届け先は、主に受章者本人の自宅となります。

ただ、祝賀パーティーを開催するということであれば、パーティー当日に会場に届くよう手配するのも良いでしょう。

パーティー会場が華やかな雰囲気になりますし、お祝いの気持ちを招待客皆で共有できるため、おすすめです。

値段相場

褒章のお祝いで胡蝶蘭を贈る際に、〇円以上のものでなければならない、という決まりはありません。

3本立ちか5本立ちの胡蝶蘭がサイズ感としてもおすすめですので、これらの値段相場は3本立ちなら1~3万、5本立ちなら3~5万円程度となります。

これを目安とすると良いでしょう。

7本立ち、10本立ち…とビッグサイズのものになれば、お値段は上がりますし見栄えも派手になりますが、特に自宅に贈る場合は飾る場所のスペースも考えて、あまり大きすぎるものは避けるようにしましょう。

折角だから高価なものを贈りたい…ということであれば、サイズアップではなく、胡蝶蘭の品質をグレードアップしたり、金箔入りのもの、絵柄などをほどこした化粧蘭など、一風変わった個性的なものなどを選んだり…という方向で金額を上げてみてはいかがでしょうか。

褒章は公的なものなので、白い胡蝶蘭が最もスタンダードで無難ですが、特に白でなければならないということもないため、好きな色を選んで問題ありません。

受章者の好きな色、受章者のイメージカラーなどを選ぶのも良いですし、金箔などがほどこされたお洒落なものを選んでも良いでしょう。

立て札

胡蝶蘭を贈る際には「立て札」というものを立てるのが常識です。

立て札には、「表書き」というものと、贈り主の名前と贈る相手の名前を入れます。

「表書き」には「祝御受章」や「祝〇〇章」や「叙勲御祝」といった言葉を赤色で入れます。

この時、「じゅしょう」という漢字は間違えやすいので注意してください。

」と「」で「受章」が正しい漢字です。「授」と「賞」は間違えなのでよく確認するようにしましょう。

「じゅしょう」という言葉だけならば、「授賞」も「受賞」も「授章」も「受章」も全て存在する言葉なので、非常にミスしやすく危険です。

ラッピング

胡蝶蘭を贈呈品として手配する時には、必ずラッピングもお願いしましょう。

色が選べる場合は、胡蝶蘭の色とのバランスを考えて決めましょう。

白い胡蝶蘭を手配した場合のおすすめラッピングは赤色です。

紅白になりますので、非常に縁起が良く、お祝いにはピッタリです。

どこかに金色の要素を入れてもらうと、ますますお祝い感が出て華やいだ雰囲気に仕上がります。

メッセージカード

立て札とは別に、メッセージカードを添えることができるケースもあるので、もし何かちょっとしたメッセージを添えたければ是非活用してみてください。

メッセージカードは絶対に必要なものではないので、別で長い手紙を用意したいという方や、直接口頭でお祝いを伝えたいという方は、特につける必要はありません。

褒章などの叙勲の胡蝶蘭手配は胡蝶蘭専門店でするのがおすすめ

褒章や勲章の叙勲は、とても格式高く名誉高いことです。

そのため、贈る胡蝶蘭はできることなら良質なものが良いでしょう。

一般的な花屋でも扱っている胡蝶蘭ですが、立派なもの、上品さが他とは一線を画しているもの、魅力的な個性を湛えているものなどを探すならば胡蝶蘭専門店がおすすめです。

近所に胡蝶蘭専門店が無ければ、配送サービスをおこなっている通販の胡蝶蘭専門店を利用してみてください。

福岡から日本全国へ、高品質の胡蝶蘭を配送しているギフトフラワーは、ラインナップの豊富さ、スピーディーな手配、そして安心の「全て込み価格」を強みとしています。

「全て」というのは、送料(北海道と沖縄は有料)、立て札、ラッピング、メッセージカードなど、贈呈用の胡蝶蘭に必要なもの全てになります。

受賞蘭やブランド蘭など、質の高い胡蝶蘭を豊富に扱っているので、褒章叙勲などのお祝いの席に相応しい胡蝶蘭を見つけることができることでしょう。