胡蝶蘭

青い胡蝶蘭「ブルーエレガンス」の幻想的で美しい唯一無二の魅力と花言葉

ブルーエレガンス

贈答品やお祝いのお花として人気の胡蝶蘭。

華麗さとゴージャスさがありながら品もある優雅な胡蝶蘭は、あらゆる場面を華やかに彩ってくれる魅力を湛えています。

胡蝶蘭といえば白かピンクのイメージが一般的ですが、青い胡蝶蘭というものがあるのをご存じですか?

少し前に「青いバラ」の品種改良に成功したというニュースが話題になりましたが、実は胡蝶蘭にも青い色のものがあるのです。

自然には誕生しない青い胡蝶蘭ですが、どのように誕生したのか、どんな場面で活用されているのか、また花言葉はどんなものなのか、余すことなく解説していきます。

珍しい青色の胡蝶蘭は2種類ある

非常に珍しい青色の胡蝶蘭は、自然界には存在しません。

人工的に生み出されたものですが、その方法は2種類あり、染色したものと遺伝子組み換えしたものです。それぞれどのようなものか見ていきましょう。

[白い胡蝶蘭を染色したブルーエレガンス]

まず、人工染色の青い胡蝶蘭についてです。

これは、白い胡蝶蘭に人工的に染料を加えて青く染めたもので「ブルーエレガンス」と名付けられています。

なんだ、染色しただけか、と思われた方、簡単そうに聞こえるかもしれませんが、この染色は非常に難しいもので高度な技術が必要とされます。

鉢植え栽培の胡蝶蘭は染色するのがとても難しく、日本では松浦園芸という園芸でのみ作られています。

ブルーエレガンスという名前の通り、とても美しく幻想的な青が印象的です。

自然界に存在する花の色には無いような、どちらかというと宝石のような輝きすら感じさせる非常に透明感のあるピュアな青色で、目を奪われるような存在感を放っています。

[遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭]

続いて、遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭についてです。

平成24年に、千葉大学大学院園芸学研究科のチームが世界で初めて青色の胡蝶蘭を生み出すことに成功しました。

もともと胡蝶蘭の持つ遺伝子には青色を発色させるものが含まれておらず、自然には絶対に青い胡蝶蘭は生まれないとされています。

そこで、研究チームは、美しい青色の花を咲かせるツユクサの遺伝子と、胡蝶蘭の遺伝子を組み換えることによって、青色の胡蝶蘭を作り出すことに成功したのです。

こちらの青い胡蝶蘭は、ブルーエレガンスの青色とは異なり、りんどうのような紫がかった青色になっています。自然な発色で、まるで自然界に突如として現れたような印象を受けますが、あくまでも人工的に作られたものです。

なお、遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭は商品化されておらず、従って名前もつけられていません。「青い胡蝶蘭」という呼称で研究成果についても発表されています。

購入できるのはブルーエレガンスのみ

上述の通り、遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭は商品化されておらず、展示会などでしか見ることができません。

自分で楽しむため、あるいはお店などに飾るため、誰かに贈るために購入することができるのは染色されたブルーエレガンスのみです。

商品化されているのがブルーエレガンスのみなので、花屋などで「青い胡蝶蘭」と言えば、自動的にブルーエレガンスを指すことになります。

[日本では松浦園芸のみで育成]

これについても上述の通り、染色されたブルーエレガンスは、簡単に作ることができるわけではなく、高度な技術を要するため、日本では愛知県の松浦園芸のみで育成されています。

日本では一ヵ所だけなので、非常に希少なものです。

取り扱っている花屋も多くはありません。

気を付けたいのが類似品です。

松浦園芸の技術で胡蝶蘭を染めたものではなく、スプレーの吹き付けなどで簡単に色付けしたカラード胡蝶蘭も市場には出回っています。

ブルーエレガンスをはじめとするエレガンスシリーズは、その相場が3本立ちで3万円前後となっていますが、異常に安い場合は類似品である可能性が高いため、注意が必要です。

ブルーエレガンス(青い胡蝶蘭)の花言葉

花選びの際に、花言葉を考える方も多いですが、ブルーエレガンスにも花言葉はあるのでしょうか。

花言葉は品種に直接つけられるパターンと、「赤いバラ」や「白いユリ」のように色と花の種類でつけられるパターンがありますが、今回は「青い胡蝶蘭」としての花言葉をご紹介します。

青い胡蝶蘭の花言葉は「」と「尊敬」です。

これは、ピンクの胡蝶蘭の「あなたを愛する」という花言葉と、ツユクサの「尊敬」という花言葉からチョイスされた花言葉で、2つ合わせて「敬愛」という意味としてもとらえられます。

また「昔馴染み」という花言葉も添えられているそうです。

海や空を彷彿とさせるブルーは、確かに馴染み深いもの、どこか懐かしいものを感じさせますね。

ちなみに、育成している松浦園芸によると、ブルーエレガンスには「癒し」のイメージを与えているそうです。理性を象徴し、落ち着かせる効果が得られるブルーは、人をリラックスさせ、気持ちを和らげてくれます。

そんな「癒し」のパワーを持つブルーエレガンスは、上品な場にピッタリです。

[青い花が持つ特別な意味]

青い胡蝶蘭の花言葉は「愛・尊敬・敬愛・昔馴染み」ですが、人工的に生み出された青い花には特別な意味があります。

それが「青いバラ」の花言葉にもなっている「奇跡」と「夢は叶う」から伺える、無限の可能性です。

もともと青いバラの花言葉は「不可能」でした。これは、実は青いバラが存在する前の花言葉であり、当然のことながら存在しない花の象徴として「不可能」という言葉が充てられていたのですが、2002年にバイオテクノロジーの進化によって見事青いバラを誕生させることに成功した時に、花言葉も「夢は叶う」というものに変わりました。

まるでおとぎ話のようなストーリーですが、人工的に生み出された青い花は、このような非常にポジティブな意味を持っています。

なかなかお目にかかれない、非常に珍しく個性的な青い胡蝶蘭は、その希少価値の高さや個性からプレゼントにピッタリです。

花言葉である「愛・尊敬・敬愛・昔馴染み」というメッセージを込めて、特別な人に贈るのも良いですし、青い花に込められた特別な意味である「奇跡」や「夢は叶う」というメッセージを込めて、これから何か大きなことにチャレンジする人に贈るのも良いでしょう。

非常に鮮やかなブルーが目を引きますので、印象に残るお花としても大変魅力的です。

開業、開店祝いなどにもピッタリで、例えば会社やお店、もしくは贈る相手のイメージカラーが「青」という場合にも喜ばれること請け合いです。

特別な贈り物にブルーエレガンスをお探しならギフトフラワーがおすすめ

流通数が少ないブルーエレガンスを取り扱っている花屋は限られています。

その中でも、博多にあるギフトフラワーは、通信販売で日本全国への配送が可能です。

16時までの注文で翌日納品が可能であり、5都市(東京23区、福岡、他)に限っては当日の配送も引き受けています。

ブルーエレガンスと、他の色の胡蝶蘭との組み合わせもできますし、化粧蘭など様々な胡蝶蘭を扱っています。

お値段も15,000円~数十万円と幅広く、用途に合わせて最適な胡蝶蘭ギフトを注文することができます。

大切な人や大きなイベント、ここぞという時の贈答品として、ギフトフラワーの胡蝶蘭を活用してみてはいかがでしょうか。