贈り物の花、記念日やお祝いの花として人気が高い胡蝶蘭。
そのゴージャスで華やかでありながら、品がある姿は格式高い場にも相応しく、お祝いムードを盛り上げてくれます。
蝶のように見える花びらから「胡蝶蘭」と名付けられた花ですが、その名前と姿から「蝶が花から花へ舞うように幸せを運ぶ」というイメージで、花言葉は「幸せが飛んでくる」です。
スタンダードな胡蝶蘭は白色かピンク(淡い赤紫)のどちらかで、あまりカラーバリエーションや花の形、スタイルのバリエーションがありません。
お祝いの席で多くの胡蝶蘭が贈られると、たくさんの花の中で自分が贈った胡蝶蘭が埋もれてしまう可能性があります。
そんな心配を解決してくれるのが、デザイナーズ胡蝶蘭というものです。
アーティフィシャルに色付けされたものや、文字や絵柄をつけたものがありますが、今回はその中でも「化粧蘭」というものをご紹介します。
胡蝶蘭にお化粧!?化粧蘭とは
化粧蘭とは、その名の通り、胡蝶蘭に「お化粧」を施したものです。
人間のお化粧のイメージとは少し異なり、フェイスペイントのように、文字や絵柄をつけることを「化粧」としています。
つまり、胡蝶蘭をキャンバスのように見立てて「祝」や「慶」などの文字、金魚や花火、雪の結晶などの絵柄を施した、なんともお洒落な作品に仕上がるのです。
[文字や絵柄は職人が手作業でつける]
一体どのように、胡蝶蘭に文字や絵柄をつけるのかというと、熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作業でつけていきます。
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花びらにプリントしたり、何かスタンプのようなものをペタペタ押したりするのではなく、特殊なカラーパウダーを使って、一枚一枚の花びらに文字や絵柄を施していきます。
[花を傷めない特殊なカラーパウダー]
化粧蘭に用いるカラーパウダーは、赤、ピンク、ブルーの特殊な成分でできたパウダーです。このパウダーは胡蝶蘭を傷つけたり、その寿命を短くしたり、劣化させたりする心配の無いもので、花を傷めずに美しく装飾できます。
花を傷めないということは、胡蝶蘭本来の日持ちを保ったまま、化粧蘭としての美しさを楽しめるということです。
胡蝶蘭は、季節にもよりますが1ヵ月前後日持ちする、非常に息の長いお花です。長いものだと2,3ヶ月は綺麗に咲いた状態を保ち、その寿命の長さが贈り物としての人気の理由のひとつとなっています。
そんな胡蝶蘭の良いところをキープしたまま、そして自然に優しい方法で、目を楽しませてくれる化粧を施しているため、安心して大切な人へ贈ることができます。
[化粧蘭に入れられる文字や絵柄]
化粧蘭には、あらゆる文字や絵柄を入れることができます。
「祝」や「慶」などの一文字から、「開店祝」や「祝御開院」など、複数の文字まで柔軟に対応してくれます。
絵柄は、スタンダードなものだと桜、金魚、花火、雪など、もともとあるものから選ぶこともできますし、フルオーダーでオリジナルの絵柄を注文することもできます。
特別な想いを込めて贈りたいからこそ、文字や絵柄に拘ってフルオーダーで手配するのも良いかもしれませんね。
化粧蘭を扱っているフラワーショップは限られています。
胡蝶蘭を専門に扱っている店舗の中でも一部の店舗だけで手配できますが、おすすめのショップは九州を拠点として全国に胡蝶蘭を配送している「ギフトフラワー」という胡蝶蘭専門オンラインショップです。
ギフトフラワーでは、化粧蘭をネットで簡単に注文できます。
ショップサイトに入り、化粧蘭を選択すると
・化粧蘭2本立ち
・化粧蘭3本立ち
・化粧蘭5本立ち
・化粧蘭ミディ3本立ち(ミディとは小ぶりな胡蝶蘭のことです)
の3商品が出てくるので、予算や希望ボリュームに合ったものを選びます。
すると、化粧蘭の柄と文字を選ぶフォームが出てきます。
絵柄は3つまで、文字は1つ、自由に選ぶことができます。
[ギフトフラワーで選べる絵柄]
花 | さくら、牡丹、チューリップ、アジサイ、ハイビスカス、もみじ、銀杏、バラ、カーネーション、小花、梅 |
---|---|
動物 | 金魚、蝶、トンボ |
風物詩 | 花火、雪だるま、雪うさぎ、雪の結晶 |
その他 | リボン、ハート、音符 |
おまかせ | 最適な柄を選ばせていただきましておつくりいたします |
おまかせという選択肢もあり、こちらをご選択いただきますとギフトフラワーのスタッフが季節や用途に合わせて最適な柄を選んでおつくりいたします。
[ギフトフラワーで選べる文字]
祝、祝開店、御祝、祝開業、祝上場、御礼、祝当選、祝優勝、退職御祝、Happy Birthday、就任御祝、祝御開院、祝卒寿、祝傘寿、祝米寿、贈、年賀、
選択肢はこれらの言葉のラインナップとなっていますが、例えば「祝還暦」や「祝喜寿」といった別の言葉を入れたい時には直接電話やメールで問い合わせれば対応致します。
開店、開業、上場など、企業の祝い事から、選挙の当選祝い、退職や就任のお祝いまで、幅広く網羅されているので、ワンクリックで選べるのはとても便利ですね。
胡蝶蘭の中に別の花の絵柄を入れる意味
胡蝶蘭という花の中に、桜やバラ、カーネーションなど、別の花の絵柄を施すというのに、なんだか違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
どのようなシーンで花の柄を入れられるのか、その例をご紹介します。
[季節感を出したい時]
春は桜やチューリップ、梅雨時はアジサイ、夏はハイビスカス、秋は紅葉や銀杏、冬は梅など、季節感を出したい時に、その季節に合った花を選ぶとセンスが感じられて良い印象を与えられます。
桜やアジサイを直接贈るのは難しいですし、紅葉や銀杏はお祝いで贈るわけにはいきません。お花を直接贈れないならば、胡蝶蘭の花びらに描くことで少しでも季節感を味わってもらいたい、そんな想いを込められます。
[カーネーションは母の日のプレゼントとして]
カーネーションの絵柄は、母の日のプレゼントとして胡蝶蘭を贈る時に役立ちます。
母の日の贈り物を象徴するカーネーションですが、実はとても寿命が短く、長く楽しめないという特徴があります。
胡蝶蘭ならば、長持ちしますし、お手入れも簡単で見栄えもとても良いため、母の日に贈るのにピッタリです。
しかし、やはり日頃の感謝を込めてカーネーションを贈りたいな、という想いが少しでもあれば、胡蝶蘭の花びらにその想いを託してみるのも一興ではないでしょうか。
[斬新なデザインとして楽しんでもらえる]
胡蝶蘭という花の中に別の花を描くというのは、なかなか斬新なスタイルです。
企業やお店のお祝いの花としては胡蝶蘭が適しているけれど、例えばその企業のアイコンにバラやチューリップなど、別の花が使われている場合にはその花をお化粧して送ると印象に残ります。
また、社長やオーナーが好きな花をお化粧するのも、贈り主のセンスが光っていると感じさせてくれます。
斬新な発想で、センスの良さを印象付けて、他とは違う個性的な胡蝶蘭の記憶を残すことにより、贈り主自身も相手に覚えてもらえることでしょう。
今回は一風変わったお洒落な化粧蘭についてご紹介しましたが、お洒落なアート作品のような胡蝶蘭は、もらった人の記憶に残り、素敵な思い出を作ってくれます。
是非、大切な人へのプレゼントとして、または「ここぞ!」という取引先のお祝いの席などに贈ってみてください。