贈呈用の胡蝶蘭を探していると「3本立ち」や「5本立ち」など「〇本立ち」という言葉が目につきます。
写真を見れば一目瞭然で、3本立ちは3本、5本立ちは5本の胡蝶蘭の茎で形成されています。
見れば分かることなのですが、なぜ3本とか5本とか、わざわざセットで売られているのか考えたことはありませんか?
また、胡蝶蘭を贈るシーンで3本立ちの胡蝶蘭と5本立ちの胡蝶蘭のどちらを贈るべきか悩んでしまったことはありませんか?
今回は、胡蝶蘭の「〇本立ち」についての解説と、5本立ちの胡蝶蘭の値段相場や相応しいシーンの解説をいたします。
よく見る3本立ちと5本立ち…他に何本立ちがあるの?
贈呈用の胡蝶蘭を買おうと思うと、大抵の店では3本立ちか5本立ちの2種類から選ぶことになります。オーダーメイドでなければ、このどちらかから選ぶのが一般的です。
ただ、胡蝶蘭業界には3本立ちと5本立ちしか無いのかと言われれば、答えは否です。
3本立ち、5本立ち、7本立ち、8本立ち、10本立ち、15、20、30、50…と「〇本立ち」のスタイルはいくつもあります。
2や4、9など、いくつか抜けている数字がありますが、4は「死」を、9は「苦」を彷彿とさせる忌み数字なので避けられることが多いです。
また、2や6などの偶数は、ロシアなど外国では「縁起の悪い数」とされてプレゼントに相応しくないと言われていることや、胡蝶蘭を配置する時にバランスを取って美しく見せるのが難しいことなどから、これも避けられがちです。
ただ、8は「末広がり」で縁起の良い数ですので、8本立ちの胡蝶蘭は好まれます。
しかし、胡蝶蘭は3本立ちでも30~40輪の花がまとまっているため、十分な存在感を発揮してくれます。10本立ち、30本立ち…など、量が多くなると、とんでもない大きさになってしまいますし、お値段も相当な額になりますので、一般的には3本立ちか5本立ちがスタンダードなのです。
5本立ちの値段の相場は3~5万
5本立ちの胡蝶蘭の値段相場はオーソドックスなもので3~5万、染色された珍しい色や絵柄や文字などを花弁にあしらった「化粧蘭」などの変わり種で5~7万円です。
2万円の値幅は、胡蝶蘭の品質や花の数、受賞したものか否か、ブランドか否かなどによるものです。
5本立ちの胡蝶蘭が相応しいシーン
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5本立ちの胡蝶蘭は、3本立ちのものと比べてゴージャスで華やかな印象になります。
茎数、花の数が違うのですから、当然のことです。
そのため、5本立ちの胡蝶蘭を贈るのは「”とても”おめでたい」シーンが相応しいです。
あるいは「”とても”親しい間柄」でも良いでしょう。
具体的には
・就任祝い
・開店祝い
・開院祝い
・開業祝い
・上場祝い(特に一部上場など特別なお祝い)
・周年記念式典(特に100周年などの節目)
などが挙げられます。
「ちょっとしたお祝い」ではなく「特別なお祝い」であることが重要です。
あるいは「他の人(もしくは企業)が贈る胡蝶蘭を差をつけたい!注目してほしい!」という場合も、5本立ちの胡蝶蘭はとても印象に残るためおすすめです。
5本立ちの胡蝶蘭の注意点
5本立ちの胡蝶蘭は3本立ちのものと比べて大きいため、飾るスペースを取ります。
そのため、沢山のお花が贈られるような場面でスペースを占領してしまう恐れがある時は3本立ちの方が良いことがあります。
また、3本立ちよりも目立ちますので、あまり親しくない相手に贈ってしまうと逆に「上から目線だな…」などネガティブな印象を与えてしまうリスクもあるので、注意しましょう。
5本立ちの胡蝶蘭は「親しい相手の特別なお祝いに」ということを覚えておけばOKです。
同じ値段で3本立ちと5本立ちで迷ったら…
3本立ちの胡蝶蘭の相場は1~3万円程度なのですが、ちょうど3万円ぐらいだと3本立ちの胡蝶蘭も5本立ちの胡蝶蘭もどちらも販売されています。
胡蝶蘭を付き合いのある企業などに贈る時は、まず値段ありきで「3万円で良いかんじの胡蝶蘭を手配してくれ」などと上司から言われることが多いですが、3万円で探した時に3本立ちと5本立ちがあったらどちらを選ぶべきでしょうか。
答えは、先ほどの「親しい相手の特別なお祝い」かどうか、という部分に隠されています。
ゴージャス感を出したければ5本立ちが良いですが、スペースを取ってしまったり目立ってしまったりするため、あまり親しくない相手や「ちょっとしたお祝い」の場合は3本立ちの方が良いでしょう。
また、3本立ちと5本立ちの胡蝶蘭の値段が同じということは、3本立ちの方が高品質の胡蝶蘭であるということなので、親しい相手や特別なお祝いであっても3本立ちの胡蝶蘭を選んだ方が良いということもあります。
5本立ちは、ゴージャス感を演出したい、特別な想いを届けたい、目立ちたい、といった時におすすめです。
個人宛に5本立ちを贈れば自己アピールはバッチリ
胡蝶蘭を個人宛に贈るシーンが人生で何回あるかは人それぞれですが、法人宛としてもかなりの存在感を発揮する5本立ちの胡蝶蘭を個人宛に贈ったら、そのインパクトは絶大です。
個人宛の例としては、
・結婚記念日
・付き合った記念日
・昇進祝い
・退職祝い
・快気祝い
・喜寿や米寿などの長寿祝い
など、様々なお祝いのシーンが挙げられますが、これらは主に家族、親族間のやりとりとなります。ここで5本立ちの胡蝶蘭を贈るとなると「一体全体どうしたんだ!?」と驚かせることになります。
銀婚式や金婚式などの大きな結婚記念日にサプライズ演出として5本立ちのファビュラスな胡蝶蘭を贈るのもなかなか素敵ですが、これもパートナーや家族を驚かせることでしょう。
どちらかというと、個人宛に5本立ちの胡蝶蘭を贈るシーンとしておすすめなのは
・好きなアイドルやアーティストなどへのお祝い
・キャバ嬢やホステスへのプレゼント
など、身内ではなく、憧れている存在へのプレゼントです。
例えば、デビューの時からずっと応援し続けてきた役者が主役を務めた舞台の千秋楽に贈る、いつも指名しているホステスの誕生日イベントにプレゼントする、などです。
舞台のロビーや、お店の前に飾ることができて、それだけでとても華やかになりますので、贈った相手も喜んでくれることでしょう。
5本立ちの胡蝶蘭は、3本立ちと並んで比較的スタンダードなものですが、それでも3本立ちの胡蝶蘭の方が圧倒的に市場に出回っており、5本立ちの胡蝶蘭は一般的な花屋では扱っていないことがあります。
ご近所の花屋で5本立ちの胡蝶蘭が手配できなくても、ご安心ください。
胡蝶蘭を専門に扱っている「ギフトフラワー」は、ネット通販で全国各地に立派な胡蝶蘭を配送してくれます。5本立ちのラインナップも豊富で、染色されたブルーやグリーンなどの珍しい色の胡蝶蘭も扱っています。
翌日納品も可能で、急に入用になった時にも頼りになります。
5本立ちの胡蝶蘭を手配するなら、ギフトフラワーがおすすめです。