懇意にしている知人が選挙に出馬した時に応援したい、あるいは応援していた人が当選した時にお祝いしたい、といった際に何か贈り物、と考えることがあるでしょう。
そんな時におすすめなのが胡蝶蘭です。
華やかで品のある胡蝶蘭は、法人宛のお祝いのお花として一般的ですが、選挙にもピッタリのお花です。
陣中見舞いや当選祝いに贈りたい胡蝶蘭について、解説していきます。
選挙の陣中見舞いや当選祝いには胡蝶蘭がおすすめの理由
選挙活動中の陣中見舞い(選挙の応援)、そして当選祝いとして胡蝶蘭をおすすめする理由をまとめました。
[1.法律的に安心]
選挙を応援するという行為は、時として「違法行為」と見なされてしまうリスクがあります。
公職選挙法によると、選挙中の陣中見舞いや当選祝いは、一個人であれば、一候補者につき150万円以内で品物や有価証券を寄付できるとされています。企業や団体からの陣中見舞いや当選祝いは法律で禁止されているため、法人から候補者へ贈ることはできません。
また、一個人からの寄付であっても、飲食物(お弁当やお酒、お菓子など)の差し入れは原則禁止されており、例外はあるものの「どれがOKでどれがNGなのか」非常に分かりにくく線引きされています。
個人からお花を贈る分には法律的に何の問題も無いため、胡蝶蘭は最適な品であると言えます。
[2.日持ちして花びらが散りにくい]
胡蝶蘭は、とても息の長いお花です。
1ヶ月から、長いものだと3ヵ月ほど美しく先続け、お手入れもとても簡単です。
花びらがハラハラと散ることなく、美しい姿のままキープされるのも魅力のひとつです。
この胡蝶蘭の特徴は、物理的にも意味合い的にも選挙に適しています。
まず、物理的なポイントです。選挙期間中に胡蝶蘭を贈る場合、選挙期間は2週間前後となるため、数日で枯れてしまったり花びらが散ってしまうお花だと手入れや片付けが大変になるため、選挙期間中ずっと美しい状態でキープされる胡蝶蘭は最適です。
次に意味合い的なポイントです。まず花びらが散らないところは「選挙に落ちない(散らない)」という意味を込められます。長く日持ちするところは「長く活躍できるように」という願いを込められます。
このように、物理的にも意味合い的にも、胡蝶蘭は選挙に相応しいお花なのです。
[3.華やかでゴージャスな見た目]
胡蝶蘭は見た目がとても華やかでゴージャスです。
選挙活動中の候補者に彩りを添えて、明るく華やかな印象をプラスしてくれる効果が期待できますし、士気も上げてくれます。
当選祝いで贈る場合は、とにかくおめでたい雰囲気を届けられて、お祝いムードを一層盛り上げてくれます。
[4.縁起の良い花言葉]
胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」というものです。
蝶の姿に見立てて「飛んでくる」という言葉がつけられたものですが、幸せが舞い込んでくる、飛んでくる、という素敵な花言葉はとても縁起が良く、選挙を応援するシーンにも、当選を喜ぶシーンにもピッタリです。
陣中見舞いならば「当選という幸せが飛んできますように」というメッセージを込められますし、当選祝いならば「これからの活動が実りある幸せなものになりますように」というメッセージを込められます。
選挙の陣中見舞いや当選祝いの胡蝶蘭の値段相場
選挙の陣中見舞い、当選祝いで贈る胡蝶蘭の値段相場は3~5万円が一般的です。
開業祝、開店祝、開院祝などの相場が1~3万円、個人的なプレゼントの相場が5,000~1万円なので、選挙の胡蝶蘭の相場は少し高めです。
場合によっては10万円の豪華絢爛な胡蝶蘭を贈るということもありますが、5万円の予算でも十分ゴージャスで華やかな胡蝶蘭を手配できます。
1万円程度の胡蝶蘭だと少し見た目的にも物足りない印象となってしまう可能性があるため、3万円以上の予算は取るようにしましょう。
選挙の陣中見舞いや当選祝いで胡蝶蘭を贈る際の注意(重要!)
とても重要な注意点です。
選挙の陣中見舞い、当選祝い、どちらも必ず「個人から」贈るようにしてください。
公職選挙法により、企業や団体など、法人からの金品の贈呈は一切禁止されています。企業から候補者に陣中見舞いや当選祝いを贈ってしまうと、違法行為を見なされます。
企業として懇意にしている候補者に胡蝶蘭を贈りたければ、「企業から」ではなく「社長個人から」贈るようにすればOKです。
選挙の陣中見舞いや当選祝いに贈る胡蝶蘭の種類
胡蝶蘭は、あまり色やスタイルのバリエーションがなく、手配しようとすると大体同じような見た目のものになりがちです。
胡蝶蘭の色は白かピンク(薄い赤紫)が一般的で、このどちらかを選ぶ方が多いです。
スタイルは「3本立ち」や「5本立ち」がスタンダードで、選挙だと「7本立ち」「8本立ち」「10本立ち」などを選ぶ人もいますが、この「○本立ち」のスタイルは枝垂れるように胡蝶蘭を配置したものです。
大体似たようなスタイルやデザインになりがちな胡蝶蘭ですので、差別化したい、目立たせたい、という場合はデザイナーズ胡蝶蘭や変わり種の胡蝶蘭もおすすめです。
[エレガンスシリーズ]
人工的に胡蝶蘭に色をつけたものです。花を傷めないように特殊技術で染色しているため、日持ちは通常の胡蝶蘭を変わりません。
パープル、ブルー、マリン、グリーン、オレンジ、イエロー、ピンクの7色があります。候補者のイメージカラーやテーマカラーがあれば、その色を選んで贈ると喜ばれることでしょう。
[金箔蘭]
白い胡蝶蘭に金箔を装飾したものです。華やかでおめでたい雰囲気を演出できます。
[化粧蘭]
胡蝶蘭の花びらに文字や絵柄を入れたものです。「祝」や「祝当選」などの文字を入れられるので、メッセージを胡蝶蘭そのものに込めたい時におすすめです。
[選挙に相応しくない胡蝶蘭]
さまざまなバリエーションがある胡蝶蘭ですが、選挙に相応しくないものはあるのでしょうか。
答えは「これはダメ」というものはありません。
ただ、避けた方が無難、気遣いや配慮ができている、というポイントはあります。
[大きすぎるもの]
胡蝶蘭は大きければ大きいほどゴージャスになります。
候補者、当選者への想いが強ければ強いほど、その想いを胡蝶蘭に乗せてどんどん大きいサイズを選んでしまいがちですが、あまりにも大きいと事務所を圧迫してしまい、邪魔になります。
ベストなサイズは5本立ち~7本立ちです。
10本立ち以上になると大きすぎると言えます。
想いの強さは胡蝶蘭の質の高さや個性、珍しさなどに予算を回すことで伝えるよう工夫しましょう。
[金のラッピング]
金色は、「お金」を連想させるため、選挙活動中の候補者や、当選者には相応しくありません。イメージダウンにもつながってしまうため、避けた方が良いでしょう。
なお、黄色く色づけたイエローエレガンスという人工染色の胡蝶蘭も、避けておいた方が無難です。
ただし、候補者、当選者のイメージカラーが黄色である場合は、黄色い胡蝶蘭を贈ったりラッピングを黄色にしたりしても問題ありません。(金色は避けましょう)
黄色は「お金」を連想させますが、元気、明るい、というポジティブなイメージもありますので、イエローがイメージカラーの候補者ならば積極的に検討してみてください。
選挙の陣中見舞いや当選祝いで胡蝶蘭を手配する際には、胡蝶蘭専門オンラインショップ『ギフトフラワー』がおすすめです。
スピーディーに手配してくれて、質の高い胡蝶蘭を扱っているため、選挙に最適な胡蝶蘭を注文できます。